コンパクトマンション投資とは?ワンルームとの違いや向いている人を解説

コンパクトマンション投資とは?ワンルームとの違いや向いている人を解説

この記事の要点

  1. コンパクトマンションとは、一般的に専有面積30~50㎡程度の単身者・2人世帯向け住宅
  2. ワンルームより入居者層を広げやすい一方、購入価格や毎月の維持費が高くなる傾向がある
  3. 投資判断では、立地や表面利回りだけでなく、実質収支・管理状態・売却価格の確認が必要

「コンパクトマンション投資は、ワンルームマンション投資と何が違うのだろう」と疑問に思う方もいるでしょう。

コンパクトマンションは、ワンルームより広く、ファミリータイプより小さい住戸です。

単身者だけでなく、DINKSなどの2人世帯も入居対象になり得ます。

一方、ワンルームより購入価格が高くても、家賃が同じ割合で上がるとは限りません。

この記事では、コンパクトマンション投資の特徴やメリット・デメリット、物件選びのポイントを解説します。

コンパクトマンション投資とは

コンパクトマンション投資とは

コンパクトマンション投資とは、ワンルームより広く、ファミリータイプより小さいマンションの1室を購入し、家賃収入や売却益を得る方法です。

コンパクトマンションの定義

コンパクトマンションに法律上の統一された定義はありません。

一般的には、専有面積30~50㎡程度で、1DK・1LDK・2Kなどの間取りを備えたマンションを指します。

主な入居対象は、広めの部屋を求める単身者や2人世帯です。

ただし、不動産会社によって面積の区分が異なるため、名称だけでなく専有面積や間取りを確認しましょう。

ワンルーム・ファミリーマンションとの違い

それぞれの一般的な違いは、次のとおりです。

比較項目ワンルームコンパクトファミリー
専有面積の目安30㎡未満30~50㎡程度50㎡以上
主な間取り1R・1K1DK・1LDK2LDK以上
主な入居者単身者単身者・2人世帯夫婦・子育て世帯
購入価格比較的低い中間比較的高い
主な売却先投資家中心投資家・実需層実需層中心

コンパクトマンションは居室と寝室を分けられている物件が多く、在宅勤務をする単身者や2人暮らしにも対応できます。

条件によっては、投資家だけでなく自己居住を目的とする人への売却も検討できるでしょう。

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コンパクトマンションの需要

国立社会保障・人口問題研究所によると、一般世帯に占める単独世帯の割合は、2020年の38.0%から2050年には44.3%になると推計されています。(出典:国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計」

単独世帯の増加は、単身者向け住宅の需要を支える要因の一つです。

ただし、すべての地域で需要が高まるとは限りません。

候補エリアの人口動態や交通利便性、周辺企業、大学、生活施設なども確認する必要があります。

コンパクトマンション投資のメリット・デメリット

コンパクトマンション投資のメリット・デメリット

コンパクトマンションは、ワンルームより入居者層を広げやすい一方、購入価格や維持費が高くなる可能性があります。

コンパクトマンション投資のメリット

主なメリットは以下のとおりです。

  • 単身者から2人世帯まで入居対象になり得る
  • ワンルームより長期入居を期待できる
  • ファミリータイプより購入費用を抑えやすい
  • 物件によっては実需層への売却も検討できる

収納や水回りが使いやすければ、荷物が多い単身者や在宅勤務をする人にも選ばれる可能性があります。

1DKや1LDKは、ワンルームより生活空間に余裕があります。

同じエリアのファミリータイプより専有面積が小さいため、購入価格を抑えながら都心部や駅近の物件を検討しやすい点も特徴です。

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コンパクトマンション投資のデメリット

主なデメリットは以下のとおりです。

  • ワンルームより購入価格や借入額が大きくなりやすい
  • 購入価格に対して家賃が十分に高くならない場合がある
  • 立地や間取りによって入居者が限られる
  • 管理費や修繕積立金が高くなる可能性がある

購入価格と家賃のバランスによっては、ワンルームより利回りが低くなる可能性があります。

専有面積が広くなっても、家賃が同じ割合で上がるとは限りません。

また、購入時の修繕積立金が低くても、将来的に増額される場合があります

国土交通省も、段階増額積立方式では予定どおりに増額できず、修繕積立金が不足するおそれがあると示しています。(出典:国土交通省「マンション管理に関する各種ガイドライン等」

新築と中古の違い

新築は設備が新しく、購入直後の修繕費を抑えやすい一方、物件価格が高くなりやすい傾向があります。

中古は実際の家賃や入居履歴を確認しやすく、新築より価格を抑えられる可能性があります。

ただし、設備交換や大規模修繕の時期が近い場合もあるため、修繕履歴と管理状態の確認が必要です。

新築・中古の区分だけで決めず、購入価格、実際の賃料、維持費を比較しましょう。

コンパクトマンション投資に向いている人と選び方

コンパクトマンション投資に向いている人と選び方

コンパクトマンション投資は、単身者以外の需要も取り込みたい人や、長期的な運用を考えている人に向いています。

コンパクトマンション投資に向いている人

向いている人の特徴は以下のとおりです。

  • ワンルーム以外の区分マンションも比較したい
  • 単身者と2人世帯の両方を入居対象にしたい
  • 空室や修繕に備える資金を確保できる
  • 家賃収入と将来の売却を見据えて運用したい

一方、少ない資金で高利回りだけを狙いたい人には、必ずしも適していません。

ワンルームより借入額が増える可能性があるため、空室や金利上昇が発生しても返済を続けられるか確認しましょう。

賃貸需要と間取りを確認する

候補エリアでは、人口や世帯数、最寄り駅までの距離、周辺企業などを調べます。

似た面積・間取りの物件について、募集件数や家賃も確認しましょう。

間取りでは、収納の広さ、キッチンや水回りの使いやすさ、家具を置いたときの生活動線が重要です。

専有面積が同じでも、柱や梁の位置によって使える空間は異なります。

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表面利回りではなく実質収支を計算する

実質利回りは、次の式で計算します。

実質利回り=(年間家賃収入-年間経費)÷(物件価格+購入時諸費用)×100

年間経費には、管理費、修繕積立金、賃貸管理手数料、固定資産税、保険料などが含まれます。

原状回復費や設備交換費、空室期間も想定しておきましょう。

税務上の取り扱いは所有状況などによって異なります。判断に迷う場合は、税理士に確認してください。

建物の管理状態と売却価格を確認する

購入前には、長期修繕計画や修繕積立金の残高、大規模修繕の履歴、管理費などの滞納状況を確認します。

住戸内がきれいでも、建物全体の管理状態に問題があれば資産価値に影響する可能性があります。

周辺にある類似物件の成約価格も調べましょう。

売り出し価格だけでなく、実際に取引された価格を確認し、築年数が進んだ場合の売却価格も想定することが大切です。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

コンパクトマンションは何平方メートルの物件ですか?

法律上の統一された定義はありませんが、一般的には専有面積30~50㎡程度です。
間取りは1DKや1LDKなどが中心となります。
不動産会社によって区分が異なるため、名称だけでなく専有面積を確認しましょう。

コンパクトマンション投資とワンルーム投資の違いは何ですか?

主な違いは専有面積、間取り、入居者層、購入価格です。
ワンルームは30㎡未満の1R・1K、コンパクトマンションは30~50㎡程度の1DK・1LDKなどが目安です。
どちらが適しているかは、立地や家賃、維持費を含めた収支で判断します。

中古のコンパクトマンションでも投資できますか?

中古物件も投資対象になります。
実際の賃料や入居履歴を確認しやすく、新築より購入価格を抑えられる可能性があります。
ただし、設備交換や大規模修繕の時期が近い場合もあるため、修繕履歴と管理状態を確認してください。

コンパクトマンションは売れにくいですか?

一律に売れにくいとはいえません。
売却のしやすさは、立地や価格、面積、間取り、管理状態によって異なります。
賃貸中は投資家、空室で自己居住に適した物件は実需層も売却先になり得ます。購入前に周辺の成約価格を確認しましょう。

コンパクトマンション投資は実質収支を確認して判断しよう

コンパクトマンション投資は実質収支を確認して判断しよう

コンパクトマンションは、ワンルームより広く、単身者から2人世帯まで入居対象になり得る物件です。

一方、購入価格や維持費が高くなり、十分な利回りを確保できない場合もあります。

投資を検討するときは、単身世帯の増加だけで将来性を判断してはいけません。

立地や間取り、実質収支、建物の管理状態、将来の売却価格を確認し、自分の投資目的と資金計画に合う物件を選びましょう。

著者

クラウド管理編集部

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