アパートの外壁で人気の色は?外観の印象と資産価値を考えた選び方

アパートの外壁で人気の色は?外観の印象と資産価値を考えた選び方

この記事の要点

  1. アパートの外壁は、ベージュ・グレージュ・グレーなど、落ち着いた色が使いやすい
  2. 色だけでなく、周辺環境や屋根・玄関ドアとの組み合わせまで考えて選ぶことが重要
  3. 外観の維持管理は物件の競争力にも関わるため、塗り替え時は「見た目」と「メンテナンス性」の両方を確認したい

アパートの外壁を塗り替えるとき、「せっかくなら人気の色にしたい」と考えるオーナーも多いのではないでしょうか。

外壁は建物の面積の大部分を占めるため、色によって物件全体の印象が大きく変わります。

特に賃貸物件では、入居者が内見の際に最初に目にするのが建物の外観です。

外壁が明るくきれいに整っているだけでも、物件に対する印象は変わります。

国土交通省の「民間賃貸住宅の計画修繕ガイドブック」でも、外観の劣化を放置すると競争力が低下し、家賃の下落や入居率の低下につながる可能性があるとされています。

外壁塗装は単なるイメージチェンジではなく、建物を長く維持するための修繕として考えることが大切です。

本記事では、アパートの外壁で選びやすい色の特徴や色選びのポイント、資産価値を意識した考え方について解説します。

アパートの外壁で選ばれやすい色は?

アパートの外壁を選ぶ画像

「人気色」といっても、すべてのアパートに合う色が決まっているわけではありません。

建物の形や立地によって似合う色は異なります。

その中でも、長く使いやすい色として検討しやすいのが、ベージュ・グレージュ・グレーなどの落ち着いたカラーです。

日本ペイントの色彩提案でも、ベージュやブラウンなどのアースカラーはナチュラルな印象をつくる色として紹介されています。

また、グレージュやグレーを組み合わせた外観は、落ち着きやモダンな雰囲気を演出する配色として提案されています。

色外観の印象オーナーが考えたいポイント
ベージュ温かい・親しみやすい周囲の住宅になじみやすい
グレージュ上品・落ち着いた印象ナチュラルとモダンの両方に合わせやすい
グレースタイリッシュ・都会的アクセントカラーとの組み合わせがしやすい
ブラウン温かみ・重厚感屋根や木目調の外装と合わせやすい
ホワイト系明るい・清潔感汚れやコントラストを考えて色味を選ぶ

ただし、「人気だから」という理由だけで色を決めるのは避けたいところです。

アパートでは、周辺の街並みや建物のデザインとの調和も重要になります。

外壁の色で物件の印象はどう変わる?

第一印象の画像

外壁の色は、建物の第一印象を左右する重要な要素です。

例えばベージュ系なら、温かみのある落ち着いた印象をつくりやすくなります。

ファミリー向けのアパートや、低層住宅が多い地域にも合わせやすい色です。

一方、グレー系はすっきりした都会的な雰囲気をつくりやすいのが特徴です。

日本ペイントでも、ストーングレーやチャコールグレーを使った配色が「スタイリッシュ」「シック」といったイメージで提案されています。

また、ベースカラー1色だけで仕上げるのではなく、2〜3色程度で塗り分ける方法もあります。

日本ペイントの「グレイス」スタイルでも、2〜3色の塗り分けによって外観に変化をつける方法が紹介されています。

例えば、

  • ベージュ+ブラウン
  • グレージュ+チャコールグレー
  • ライトグレー+ダークグレー
  • アイボリー+ブラウン

といった組み合わせです。

ただし、色を増やしすぎると外観がまとまりにくくなるため、ベースカラーを決めたうえで、玄関まわりなどにアクセントカラーを使う方法も検討できます。

「汚れが目立ちにくいか」も色選びの重要なポイント

ポイントを説明する業者の男性の画像

外壁色を決めるときは、完成直後の見た目だけでなく、数年後の状態も考えておきましょう。

真っ白な外壁は明るく清潔感がありますが、汚れが付着した際に目立つことがあります。

一方、極端に濃い色も、砂ぼこりや色あせなどが目につきやすくなる場合があります。

そのため、アパートでは真っ白・真っ黒のような極端な色より、少し色味を抑えたベージュやグレージュ、ライトグレーなどを候補にする方法があります。

ただし、汚れの見え方は立地や外壁材、塗料の種類などによっても変わります。

塗料メーカーも、外壁塗料について色や意匠性だけでなく、機能性や次回メンテナンスまでの期間をバランスよく考えることが重要としています。

「汚れが目立たない色」だけを優先するのではなく、塗料の耐候性や建物の状態も施工業者に確認しましょう。

資産価値を考えるなら「周辺環境との調和」も重要

街並み風景の画像

外壁を塗り替える際は、「目立つアパートにしたい」と考えるより、周辺の街並みに自然になじみながら、きれいに見える配色を検討することが大切です。

国土交通省の事例では、築13年・6戸の木造2階建てアパートで、築12年目に建物診断を実施しています。

診断では外壁の一部汚れやチョーキングなどが確認され、外壁改修によって物件イメージの向上や建物の劣化抑制が図られています。

また、日本ペイントが紹介する東京都の集合住宅の改修事例では、グレージュをベースカラーとし、周辺景観との調和と物件の魅力づくりを意識した色彩設計が行われています。

つまり、資産価値を考えるうえでは「流行色だから高く評価される」と単純に考えるのではなく、外観を良好に維持し、周辺環境に調和した魅力的な状態を保つことが重要です。

外壁色を決めるときにオーナーが確認したい5つのポイント

チェックポイントを確認する画像

外壁の塗り替えでは、次の5点を確認しておくと判断しやすくなります。

1.周辺の建物を見る

近隣の住宅やアパートの色を確認し、街並みから浮きすぎない色を検討します。

2.屋根や玄関ドアとの相性を見る

外壁だけでなく、屋根・サッシ・玄関ドア・階段などとの組み合わせも重要です。

3.カラーサンプルだけで決めない

小さな色見本と実際の建物では印象が変わります。

可能であれば大きめの塗板や施工イメージで確認しましょう。

日本ペイントも、CGは実際の塗装仕上がりとは異なるため、塗板や色見本で確認するよう案内しています。

4.景観条例を確認する

地域によっては景観条例や地区計画によって色彩の基準が設けられている場合があります。

施工前に自治体へ確認しておくと安心です。

5.塗料の性能も比較する

色だけでなく、耐候性や防汚性など、建物に必要な機能も確認します。

外壁塗装は数年単位で付き合う修繕なので、初期費用だけでなく次回のメンテナンスまで考えて選びましょう。

よくある質問

悩む人々の画像

アパートの外壁で人気の色は何色ですか?

ベージュ、グレージュ、グレーなどの落ち着いた色は、外観をまとめやすい候補です。

日本ペイントでも、ベージュやブラウンを使ったナチュラル系、グレージュやグレーを使ったモダン系の配色が紹介されています。

ただし、人気だけで決めるのではなく、建物の形状や周辺環境との相性も確認しましょう。

アパートの外壁は何色だと汚れが目立ちにくいですか?

真っ白や極端に濃い色より、ベージュやグレージュ、ライトグレーなどを候補にすると、汚れとのコントラストを抑えやすくなります。

ただし、汚れ方は立地や外壁材、塗料によって異なります。色だけでなく、塗料の機能性や耐候性も施工業者に確認することが大切です。

アパートの外壁を塗り替える時期はいつですか?

一律に「築何年なら必ず塗り替える」とは決められませんが、国土交通省の計画修繕事例では、築12年目に建物診断を行った木造2階建て・6戸のアパートが紹介されています。

外壁の汚れやチョーキングなどが確認され、改修によって劣化の抑制や物件イメージの向上が図られました。

実際の修繕時期は、建物の劣化状況や使用している外壁材・塗料などを確認して判断しましょう。

外壁の色を変えると資産価値は上がりますか?

外壁を人気色に変えただけで、資産価値が必ず上がるとはいえません。

一方で、国土交通省は外観の劣化を放置すると競争力の低下や家賃・入居率への影響につながる可能性を示しています。

外観を良好に維持し、周辺環境と調和したデザインに整えることは、物件の競争力を維持するための一つの要素として考えられます。

まとめ

外壁をチェックする男性の画像

アパートの外壁色は、単純に「今人気の色」を選べばよいわけではありません。

ベージュやグレージュ、グレーなどの落ち着いた色は、ナチュラル系からモダン系まで幅広い外観に取り入れやすいカラーです。

さらに、屋根や玄関ドアとの組み合わせ、周辺の街並み、汚れの見え方、塗料の性能まで考えて選ぶことが重要です。

外壁塗装は、建物の見た目を変えるだけでなく、劣化を抑えながら物件を維持するための修繕でもあります。

国土交通省の事例でも、外壁の状態を築12年目に診断し、必要な改修につなげています。

「人気色だから」という理由だけで決めず、10年先の見た目やメンテナンスまで考えて、物件に合った外壁色を選びましょう。

著者

クラウド管理編集部

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